なりきりカップリングに100の質問（前半）　ベルアン編

ベルナール。よろしく。
アンジェリークです。
普段、質問する側だから、こう言うのは変に照れるよ。
あ、そうかもしれませんね。

３０。･･････改めて大台乗ったなぁ･･･。
でも、ベルナールさん、若々しくて素敵だと思いますよ？
ありがとう。お世辞だって分かっていても嬉しいよ。
お世辞じゃないんですけど･･･。あ、私は１７歳です。
･････犯罪だよね。
？

男だよ。それと、まさか彼女を見て「男」だなんて言わないよね？
髪長いですから、それはないですよ。
いや･･･そういう問題ではないと･･･まあ、いいか。

結構はっきりした性格だと思う。記者には向いてるんじゃないかな。
自分ではよく分かりません。
アンジェの性格を話し始めたら、褒めるしかないからね。アンジェは自分でそう言うこと言える子じゃないから。
いえ、本当に分からないんです･･･。

正義感に溢れていて、周りのことがよく見えている人だと思います。････こう言ってしまうと、偉そうなんですけど･･･。
元女王陛下の卵が何をおっしゃる。そうだね、アンジェは一言で言えば「温かい」子かな。考え方も行動も。その分、自分を犠牲にしているように見えたけど、･･･あれは僕たち大人が彼女にそれを強いたから。
私はベルナールさんが思っていたほど、辛くなかったですよ？
あれ？それは残念。僕とも離れなくてはいけなかったのに？
それは別ですっ。

出会いは昔過ぎてよく憶えてないなあ。
私は小さすぎました。
一番鮮明な記憶が既に、一緒に暮らしているときのものだから。
アンジェが家に引き取られる前も、たぶん会っているとは思うけど。
ですよね。

第一印象にはならないけど、今も昔も、守ってあげたい可愛い女の子だよ。
記者のベルナールさんに会った時は、記者の人ってこう言う人なんですね、だった気がします。
よく分からない（苦笑)

何事も決して諦めない姿勢。以前は世界、今はハンターのみんなとの活動に必死だね。傍ら、医者になる勉強もしているし。
お医者様は、やっぱり諦めたくない夢の一つだって思ったんです。ベルナールさんの仕事に対する真摯な態度でしょうか。自分の仕事にこんな風に愛着と責任を持てたら、とても楽しいだろうなと思います。
僕の天職だからね。

難しい質問だねえ。これって全部答えなきゃいけないのかな。
それなら、「嫌いなところは思い浮かびません」としか答えられないです。
嬉しいことを言ってくれる奥さんだ。
茶化さないで下さい！

･････････どうですか？
不安そうだなあ。一緒にいるってことは、いいってことだって思うよ。
ですよね！
そうか、アンジェくらいの歳の女の子は、相性とか気にするんだ。
気にしませんか？
自分たちの思い一つで何でも変わっていくと思うから。改めて相性を気にしたりはしないね。でも、相性が合わないって、気が合わないってことだと思うから、たぶん最初から一緒にはいないな。そういう相手とも一緒に仕事しなくてはいけない時もあるけどね。
それもそうですね。

アンジェ。あとは可愛い奥さん？（笑)
それは止めてくださいっ。私は、そのままベルナールさんで。

今のままで構わないよ。彼女に呼び捨ては無理だろうし。
私もそのままで構いません。
アンジェなんて、可愛い愛称だよね。
そうでしょうか？
僕が呼び捨てにしてもらえない代わりに、この愛称を呼べるのは僕だけだから。
気にしてたんですか？
レインくんのことは、呼び捨てにしてるだろう？
それは歳が近いからですよ？

リス･･･とか可愛くて、合ってると思うよ。細々動いていると妙に可愛い。
シェパードとかじゃないでしょうか。大きくても優しそうです。

前に、エルヴィン型のクッキーをあげたよ（笑)
可愛くて食べるのが勿体無かったです。･･･食べましたけど。
美味しかった？
はい！
それはよかった。

何でもいい？
私にあげられるものなら。
まあそうだね。少し無理を承知で言うなら、早く成人してください、かな。
どういう意味ですか？
分からなくていいよ。そのうちね。
？

嫌なところとはまた別ですか？
改めて聞き直してるから、別だろうね。
ええっと･･･････思い浮かびません。
本当に？残業なんてせずに帰って来いとか、世界中駆け回りすぎとか。
ベルナールさんの生き甲斐を奪うようなことは言いたくないですから。
こんないい子のどこに不満を持てばいいのか、分からないくらいだ。

気づくとシャッターを切ってるね。
すみません。これもよく分からなくって･･･。

気づくと写真を撮っているとは思います。
最近はアンジェがいるから、アンジェの写真ばかり増えていくよ。
他の物もちゃんと撮ってください！
撮ってる撮ってる。ただ、目の前に一番好きな被写体がいると我慢できなくて。
アンジェの癖は、照れるとほっぺに手を添えているかな。
そんな癖あったんですか？！

私とは思えないくらいに撮ってくれるので、それは嬉しいです。
嫌じゃないってことだよね？よかった。嫌だなんて言われたらどうしようかと。

怒ること？ああ、「可愛い奥さん」って言うと、恥かしがって怒ってるかも。
怒ってはいませんけど！怒るって言うなら、ベルナールさんの不規則な食生活を怒りたいくらいです。
･･･前に、ひだまり邸で調理実習があったね･･･。
あれでも足りなかったくらいです。
あはは･･･。

もうすぐ結婚間近。
はい！
だからまだ婚約者だけど、一緒には住んでいるし、奥さんでも間違いじゃないかなって。
それもそうかしら･･･？

デートは前から何度もしてたよ。ただし、取材つきの味気ないものをね。
それだけじゃなかったと思いますけど。
まあそうだけど。色々なところに一緒に行ったからなあ。
私もよく憶えてないです。でも、毎回違う場所に連れて行ってもらいました。

和やかだったんじゃない？
ゆっくりしてたと思います。
アンジェのリフレッシュの意味も兼ねてたから、そうじゃなきゃ意味がない（笑)

ゆっくりハンターの話とかをしてたと思うよ。
きっとそんな話だったでしょうね。
こんな質問は、本当に何かあったとしても無粋かな。
無粋、ですか？
アンジェは気にしなくていいよ。

それこそ、その時々ですよね。
そうだね。ファリアンまで行くこともあれば、リースで過ごすこともあるし、ウォードンにいることもあるから。
大抵、その辺りのどこかですよね。リースから少し離れて、フルールもたまに。

ありきたりだけど、内緒でプレゼントを用意する、だね。
私は頑張って手料理一杯作ります！
アンジェは料理が凄く上手いから。
ニクスさんとジェイドさんに教わったんです。
そう言えば、みんな上手かったね。
レインもヒュウガさんもお上手でした。

告白飛ばしてプロポーズだったな、確か。
今思うと、かなり急展開でしたよね。
うーん、でも今更恋人期間長いのもあまり考えられないし。
それは･･･そうかも。この婚約期間だって、被ってるわけですしね。
そうそう。それに親父に付き合ってるって報告したら、結婚に直結だし。
あまり私たちには告白も、プロポーズも意味が変わらないんですね。
そうだねえ。アンジェにとっては、もう少し他の男を知ってからでもよかったかもしれないけど。
どういう意味ですか！？
怒らないで。ほら、深呼吸深呼吸。まあ、思わなくもないけど、アンジェが最終的に僕を選んでくれるにしても、他の男と付き合ってるなんて、耐えられないからね。アンジェには悪いけど、このまま何事もなく結婚できればいいかな。

それはもう世界一。
一番大切な人です。

その質問は今更過ぎると思うよ？当たり前だから。
はい、愛しています。

この身長差だろう？少し上目遣いで、「ダメですか？」って言われると、折れざるを得ない。
そうなんですか？初めて知りました。
･･･言わなきゃよかった、か？
ベルナールさんに言われると弱いこと･･･うーん、なんでしょう？

えっ。
ないないない。有り得ないから、泣きそうな顔しないでいいんだよ。
え、あ、そうですよね。･･･仮定の話で、そんな噂があったら、とにかく･･･確かめ、られるかしら･･。
僕に直接聞くってこと？
怖くて聞けない気がしますけど･･･。
だろうね（苦笑)　僕だったら、まあ･･･まずは確かめるだろうね。否定されたら、それを信じるだけだ。やっぱり馬鹿な噂だったんだな、ってね。
しませんから、安心してくださいね！

普通に考えたら許せないだろうね。
普通に考えたら？
一般的に浮気は許されるものじゃないだろう？でも僕が本命であるなら、簡単には手放せないから。まあ、こんな余裕な台詞が言えるのも、仮定の話だからだろうけど（笑)
私だったら、私に問題があったのかなって、そのまま退いてしまうかもしれません。
いや、そこは粘ってくれると嬉しいんだけど･･･。
別れたくない！って騒いで、尚更嫌われるのはもっと嫌なので。
なんだか、妙に真剣な話になってきたな･･･。この辺りにしておこうか。

待ち合わせ場所近くの店の人か誰かに伝言を残して、陽だまり邸まで行くだろうね。
私はとにかく新聞社に行ってみると思います。仕事の都合なら、そこで聞けば分かりますから。

これはどういう意図？
ベルナールさんの手って大きくて、お父様の手に似ている気がします。
ああそういう普通の･･･････ダメだ、何となく自分の汚さが･･･。
はい？
いや、こっちの話だよ･･･うん。そうだね、･･･可愛らしい、大きな瞳かな。

色っぽい？
うーん･･････アンジェは、ほら、可愛いってタイプだし、年齢もまだ１７歳だし。
うう･･･。
いや！アンジェくらいの歳で色っぽいなんて言われるのも問題だと思うよ？
･･････本当ですか？
そうそう。
じゃあ･･･はい。

なんで無防備に目の前でお昼寝しちゃうかな、とはいつも思う。
すみません！別にお話してるのが退屈とかじゃないんです！
あはは、それは思ったことないけど、色々限界を試されてるなあとは思うよ。
限界？なんのですか？
どこまでだったら、レイン君たちに怒られないか、かな。
よく分からないですけど･･･そうなんですか。
そうなんです。だから、あと３年間はあんまり、すぐに寝ちゃわないように。
さっきから思ってたんですけど、なんで２０歳基準なんですか？

ついても、すぐにバレてしまう気が･･･。
アンジェはきっと無理だと思うな･･･。必要ならつくし、バレない自信もあるけど、別につく必要がないからなあ。

アンジェが幸せそうにしていてくれれば、それだけで。
滅多にできないので、ベルナールさんとお料理してる時にしておきます。他にも一杯ありますけど。
一緒にやろうってせがまれると、断れないんだよ･･･。これを惚れた弱みって言うのかな･･･違うか･･･。

ないな、さすがに。
そうですね、したことないです。

ケンカする前に、こっちが折れちゃうこともあるし、ちゃんと話せばアンジェは分かってくれるから、喧嘩自体ない。

ちゃんと謝ると思います。
謝らなくても、何とはなしに時間が過ぎれば元通りってパターンかもしれない。

あ、それもロマンチックかもしれませんね！
女の子らしい発言だね（笑)
え、･･･思ったのって私だけですか？
いや、それも素敵なことだと思うよ。でも、今は目の前のお姫様に夢中だから、そんな先のことまで考えてないな。
！

僕のために一生懸命何かをしてくれるのが、愛されてると思うし、愛しいと思う。
甘やかされてるなあって分かったときは特に、愛されてるなあって思ったりします。

ないかな。
大事にしてもらっています。

素直に口に出してみる。想いは想っているだけで伝わるほど、分かりやすくないと思うよ。
はい、私も同じです。

普通に考えるなら、僕が先にいなくなるね。
ベルナールさんもいなくなってしまうなんて、考えたくないです･･･。
そう思ってもらえるのは素直に嬉しいな。アンジェに悲しそうな顔をさせたくはないからね。止めておこうか。

ありません。秘密にしなきゃいけないこともありませんし。
言ってないことは当然あるよ。でも、隠しているわけじゃないから。
必要なことは何でも言ってくれますし、別に全部知っていなきゃいけないこともないと思います。
できるだけ多く相手のことを知りたいとは思うけど、全部を知ろうとは思わないね。

コンプレックス？今はありませんけど、少し前までは、私一人でタナトスを浄化できないことがもどかしかったです。
君にしか出来ないことをしていたと思うけど？
でも、誰かと一緒じゃないと動けないのは、依頼で忙しいときは申し訳なかったです･･･。
相手は君よりも年上の男ばかりなんだから、頼っておけばいいんだよ、そんな時は。
そうでしょうか･･･？
そうそう。アンジェみたいな可愛い女の子に頼られて嬉しくない男はいないから。
可愛くはないですけど･･･。

もちろん公認だね。もう式の準備までしているくらいだし。
大叔父様も結婚を喜んでくださってよかったです。

僕たち人間の命は、とても永遠とは言えないけど、僕の命続く限り大切にするから。
私も、ずーっとベルナールさんの傍にいますね！